転倒・転落における賠償事故

労働現場での事故のうち、比較的発生件数の多いものとして、通路・床面でのすべりや段差・突起物でのつまずきによる転倒があります。

また、高所での作業中に何らかの要因で転落し、重い怪我を負うというケースも、頻繁に発生しています。

 

単純な転倒であっても、足首や鼻の骨折、脳震盪による脳障害等の重大な傷害を負った場合にはそれについての治療費も高額になり、精神的苦痛も大きくなります。そのため、しっかりと被害報告を行い、正当な賠償を受ける必要があります。これらのケースでは、過失責任の所在の追及がもっとも重要となります。

 

転倒は室内・室外のどこでも起こりえますが、特に室内での転倒に対し施設管理者や財産所有者に訴訟を起こすケースが増えています。

 

実際にあった裁判例として、71歳の女性がスーパーマーケットで転倒し、複数個所の骨折、当初店側は自らの責任を全面的に否認しましたが、地裁の判決は店側にその責任を認める、というものがありました。(参考:ショッピングセンターでの買物客の転倒事故と運営会社の不法行為責任)
この裁判では「アイスクリームの色が床面と馴染み、わかりにくかった」「他の客がアイスの食べ歩きをし、その一部が落ちていたことで、滑りやすくなっていた」などいくつかの争点が議論されましたが、判決の決め手となったのは「事故当日にアイスクリームの特売が行われており、店にはそれに伴う安全確保義務があった」ことでした。また、この判決では原告の過失相殺は20%となっています。

 

別の裁判例では、コンビニエンスストアで買い物をした女性が、モップ清掃後、滑りやすくなっていた床面で転倒し負傷、店舗を相手に訴訟をしたというものもあります。(参考:コンビニエンスストア店内での転倒事故とフランチャイザーの責任)

 

このケースでは、水拭きにより床面が滑りやすくなっていたことが見た目で分からなかったこと、水拭き後に乾拭きをして顧客が転ばないように配慮をする義務が十分に果たされていなかったことなどから、店舗経営者の過失が認められました。

 

このように、転倒・転落による事故では多方面より現場の状況を検討すること、またその論理的な解釈とそれを正確に伝えるスキルが求められます。

 

まずは専門家にご相談されることをおすすめいたします。

 

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